開業時代
「たはら小児科医院」を入院設備を持って、小児科だけで、開業していましたが、経営的に行き詰まり、8年半余後に閉じました。閉じたのは、平成11年5月31日でした。
多額の借金を抱えることなく終えて、良かったと、今は、思っています。
土台、19床での小児科単科の開業、無理だったなあと、今になって見れば、思えます。当時は、それなりにやる気満々で、ホントに、365日24時間って感じで、他のドクターの応援なく、頑張っていました。実際には、応援、頼んだのですが、出来ないと言われ、最後まで、小児科医私独りで頑張りました。
毎日、20時に集めて診ていました。もちろん、ちょっと遅れたりしたことも多かったのですが、又、深夜0時過ぎると、きつくて、診たくなかったのですが、眠い目をこすりながらも、我慢して、診ていました。平日の朝は、7:30に遅れること一度もなく、始めていました。多い時は、9:00までに(朝の1時間半で)、30(~50)人、診ていました。
幸いに、運が良かったのでしょうか、患者さんに恵まれて、死亡診断書一通も書くことなく、開業生活が終わりました。
閉院して、職員が誰もいなくなって、家内と二人だけで後片付けをする時の空しさ、今、思い出してもつらいです。
それから、福岡県大川市→大分県大分市戸次→熊本県上天草市と転々と移動し、やむなく、永い永い単身赴任生活(←私が一番避けたかったことですが)となりました。
亡くなった母から、次の様に、言われたことがありましたが・・・→…
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