失敗学・・・
何度も何度も実験に失敗して、それから多くのことを学んで、偶然ってこともあったりして、そんな中で、やっと運良く成功する事、科学研究の分野では、常識だと思いますが・・・。
個人で考えても、同じようなことが多いと思いますが・・・例えば、子どもが成長する過程で、子ども自身が何度も失敗をして出来るようになります・・・首が据わる→寝返りをする→這う→掴まって立つ→独り立ちが出来る・・・となります。(←我が長女が、12カ月前後で、試行錯誤の末、独りで初めて立てた時のその時の我が長女の嬉しそうな顔を、今でも、忘れることが出来ませんが・・・。)
畑村洋太郎氏が、「失敗学」なる学問を勧めています。「失敗学」とは、起こってしまった失敗に対し、責任追及のみに終始せず、(物理的・個人的な) 直接原因と (背景的・組織的な) 根幹原因を究明する学問のことです。
失敗に学び、同じ愚を繰り返さないようにするべきです。又、こうして得られた知識を社会に広め、他でも似たような失敗を起こさないようにすることです。
その中心になるのは、1、原因究明 (CA: Cause Analysis)、2、失敗防止 (FP: Failure Prevention)、3、知識配布 (KD: Knowledge Distribution)となっています。
福島原発事故では、その原因さえも、まだ100%解明された訳ではありません。残念なことに、それまでにあった貴重なチェリノブイリの事故の教訓も、ちゃんと生かされていませんでし…
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