クールジャパン-4-
(10年前に書いた内容の再掲です、少し、修正しています・・・→)
昔は、何度も、「死」と言うのを肌で感じてきた様に思っています。
小学校低学年の時、ネズミ採りで採れたネズミを、入れ物ごと水の中に入れて、殺していました。それを(今は亡き)父がしていて、「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」と何度も言っていたのを思い出します。「今度生まれて来る時は、人間に生まれて来なさいね・・・」何て、父が言っていたのを思い出します。
その(田舎の)土地では、人が亡くなると、皆の前で火葬していました。焼いている途中で煙の色が変わって行き、今どうなっているのか、焼ける音を聞きながら子ども同志で言い合っていたのを思い出します。
又、法事で皆が集まると、ニワトリが殺されて、その場で、それが食事に出されていました。お腹の中に、小さい卵から大きい卵まで一杯入ったのを初めて見た時は、スゴク感動してしまいました。
日本人は、神社に行くと、「ニ拝二拍手一拝」します。食事の前でも、多くの人が、一拝一拍手までは行かなくても、手を合わせて、「いただきます」と言います。これって、貴方の命を頂きますってことで、生き物の命をもらって自分が生かされることに対して、感謝の気持ちを現わしている言葉なのです。つまり、ヒトは、命あるものを食べて生かされているのです。古来より、日本人は、生きているものには、皆、魂が宿っていると考えてきています。
そんな命の宿ったものを食べる時、それに、しばしば丁寧語の「お」を付けます。…
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