有効率
「統計」
よく、予防接種の有効率とか、耳にしますね。95%も効くとか言われると、そうしようと言う気になりますね。
で、実際に、その意味を知ると、どうでしょうか・・・?!
95%効くと言われれば、100人予防接種をすれば、95人、掛からなくて済むと考えがちですが、そうでしょうか・・・?!
例えば、2.000人の子どもを2つに分けるとします。初めのAグループ1.000人には、ワクチンをせず、後のBグループ1.000人には、ワクチンをしたとします。その結果、Aグループの400人が発病し、Bグループの100人が発病したとします。この場合の有効率は、どうなるのでしょうか?
実際の統計上での有効率の計算では、「非接種者の発病数-接種者の発病数」÷「非接種者の発病数」(×100)の値(%)となります。つまり、「400-100」÷「400」×100=75%となります。
つまり、全体の人数や発病者の人数に関係なく(!)、AとBの発病者の割合(!)が4対1ならば、いつでも、75%になると言うことです。
全体が(接種した人)1万人と(接種しない人)1万人で、とても希な疾患で、それで、非接種者の4人が発病し、接種者の1人だけが発病しても、75%となる訳です。
実際には、感染しても、発病者の割合がとても少ない場合には、この有効率、意味をしっかりと理解していないと、誤解を招きますね。
コロナワクチンを打てば、もう、90%は、コロナに掛からなくて済むと思っても、今回の場合は、特に、日…
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