自然治癒力
「医療再考」
風邪を引くと、特に、小児の場合は、医療機関に掛かることが多いかと思います。
で、風邪薬として、熱冷まし、咳止め、鼻水止め、念の為に抗生物質をって感じのこともありますが・・・もしも、それらの薬がなかったら、どうなったのかと考えることが少なくなっている感じがしています。
今回のコロナ禍で、ちょっと意識を変えた人、少なからずいるのでは・・・?!
熱冷ましを上げると、却って治りが遅くなるっていると思うことがあります・・・又、元の状態になって比べることが出来ないだけに、実感として、なかなか経験しづらいと思います。時に、一度だけの解熱剤で、下がることもある訳で・・・。
小児科医の沢山の経験から、「アデノウイルス感染症」や「突発性発疹症」、確かに、西洋医学的に、カロナールやアルピニー座薬などのアセトアミノフェンを上げると、熱が長引くこと、私なりに、しばしば経験しています。
掛かり付けの医療機関からは、38.5度以上になると、解熱剤をと指導されているケースが多いかと思いますが、同じく、38.5度以上になると、ウイルスも元気がなくなります(ガンも、熱に弱いですが・・・)。
熱が主訴の小児の多くの疾患では、ウイルス感染が9割近くにもなるのですが、ウイルスには、インフルエンザとヘルペス以外、特効薬はありません。しかし、幸いなことに、熱があっても、ウイルス疾患では、その多くは、2~3日までがきついだけです。そう思えば、夜に熱があっても、その多くの場合は、慌てる必要は無いのです…
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