退職後のエッセイ(17)
「バカの壁」の著者である養老孟司さん、時々、テレビでお目に掛かります。話す内容に深みがあって、為になります。養老さんの連れだった「まる」なる猫も、昇天してしまいましたが、10年前の養老さんが、テレビで言った内容ですが、今も、同じ思いです。その番組の全てを見た訳ではなく、又、私になりに、少し、内容を変えていますが・・・話した内容の中で、次の3点がとても印象的でした。
1、「社会の役に立つことをすることが仕事である!」
と言うことは、馬鹿な話をして周囲を明るくするのも、立派な仕事になりますし、演奏したり、ゴミ拾いをするのも、立派な仕事と言うことですね・・・。もちろん、スポーツ選手が活躍してそれで見ている人が元気になれば、とても立派な仕事と言うことになりますね・・・。
逆に、弁護士が金儲けの為に、虚偽の弁護をしていたり、医師が金儲けの為に不必要な薬を過剰に投与していたり、点数稼ぎで検査を過剰にしていたら、仕事と言えませんね。又、科学者が、昼夜を問わず、研究していても、その殆どが、社会の為にならなかったり、皆から選ばれた政治家が、それに見合うだけの社会貢献をしていなかったり、更には、私腹を増やしているとなると、もう、それは、仕事ではないですね・・・。
どんな人にも、それなりに、社会の為に役に立つ仕事があると思います。主婦業も、立派な職業だし、子育ても、大切な仕事の一環ですね。
無愛想な顔でいると、周囲も暗くなりがちですね。人に会った時は、愛想よくした方がいいに決まっています。医療従…
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