退職後のエッセイ(25)
「退職後のエッセイ、驚くべき免疫学の進歩」
医学の中で、免疫学の内容が、どんどん変化しています。(←分からないことが、まだまだ、多いんですね。)
私が中学2年生の時、理科の教科書に、リンパ球のことが書かれていて、その時、(私が尊敬する)生物の女の先生が、「リンパ球の働きは、まだ、はっきりと分かっていません。免疫に関係する様です・・・。」と、言われました。
上天市立上天草総合病院に勤務していた時、隣接する上天草市立上天草看護専門学校で、看護学生に「免疫学」を教えることになり、その時、偶然に、いい本に出会い、その本の内容を元に、パワーポイントに入れて、講義をしました。
斉藤紀先著の本で、(1テーマ10分、休み時間の)「免疫学」なる本で、2004年12月発行で、2000円で、面白くて、一気に読み上げました。2012年2月に、その第2版が出版され、やはり、2000円で、その内容の大きな変化に、驚きました。
第2版には、免疫を語る上で、司令塔と言うべき「ヘルパーT細胞」の種類に、「Th1」「Th2」に、「Th17」が、加わっていました。又、「Th17」と「Treg」の関係などの新しい知見が、しっかりと記載されていました。
それが、2018年2月、再び、第3版が、発行されて、ページ数が、175→214→264と、分厚くなり、章が、6章→7章→10章までになりました。(←しかし、価格は、良心的で、2000円(税別)で、据え置きとなっています。)
コロナの影響でしょうか、その第…
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