退職後の雑感(48)
「退職後の雑感、免疫」
勤務していた病院に研修に来ていた(医学部5年生の)医学生に、「免疫、今、どんどん変るので、大変ですね?」と言うと、「試験の時だけ、何とか・・・量が多いですから・・・」と言われていましたが・・・。
そうなんです、医学の進歩は、想像以上で、特に、免疫学の進歩は、驚異的です。
しかし、今のコロナ禍の中で、免疫学の免疫細胞として、まず出て来る「マクロファージ」や「樹状細胞」、テレビを見ていると、そんな言葉まで、どんどん、出て来ますね。
以前は、受容体としては、マクロファージが注目浴びていた感じでしたが、今は、違いますね。「樹状細胞」の方が、大きなウエイトを占めていますね。樹状細胞は、全身の皮膚に張り巡らされています・・・→その結果でしょうか、抗原が皮膚から入るので、今は、肌の手入れがとっても大切と言われていますが・・・?!
ちょっと深く勉強すると、どんどん深みに入って、その難しさに難儀します。
ウイルスがまずくっつく「受容体」と言う概念をまず、認識しないといけないのですが・・・その肝心の受容体、インフルエンザウイルスでは、上気道にある「シアル酸」にあるのですが、コロナウイルスのデルタ株では、その侵入場所は、腸の「ACE2」にあるのです。
それを理解すると、デルタ型の追跡には、下水道のコロナの検査、意味がありますね。となると、今まで日本で取ってきた対策、あまり効かなかった訳ですね・・・?!
*https://www.youtube.com/wat…
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