退職後の雑感(231)
「退職後の雑感、両者のはざまで」
ある建築家が次の様に言われたのを今でも覚えていますが・・・「お金はいくら掛かってもいいからと言われて、一度でいいから、自分の造りたい様に造ってみたい・・・→しかし、実際は、依頼者のニードに合うように造らないといけないし、それも決められた厳しい予算の中で・・・一番難儀するのは、依頼者側にどこまでこちらの意図を理解してもらえるかと言うこと・・・」と。
(医学生の時に)大学の先生(循環器内科の講師)が、次の様に言われたことがありました・・・「今、この大学にいていいのは、何もお金のことを考えないで、自分が一番いいと思った方法で、治療が出来ていること・・・」と。(←その時、エッ、他の多くの医療機関では、それが出来ないの?!と思って、考え込んだことがありましたが・・・)
小児科の場合は、現在、多くのことが親御さんとの合意の上で勧められていますが・・・?!
平成○○年8月10日、外来で点滴している親から、抗生剤を入れてもらえないでしょうかと言われました。以前、抗生剤を入れてもらったら、直ぐに熱が下がったからとの理由で。(←この子の場合、アデノウイルスで、解熱傾向にあったのですが、熱がなかなか下がらない状態でした・・・抗生剤は必要ないとしっかり説明したつもりだったのですが・・・←確かに、昔は、今のように、いろんな検査がなくて、抗生剤、喉が赤ければ、安易に、処方する稽古にありましたが・・・)
又、ある親御さんからは、「今度、旅行に行くので、前もらった薬を…
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