退職後の雑感(397)
「退職後の雑感、体罰」
昔は、教師が体罰を与えても、「愛の鞭」って感じで、体罰を受ける子どもさんも、親御さんも、そして、周りの教師も、それがとても悪いことだと思わなくて来ているケースが多かったと思います。その時には、教師は労働者でなく、正に、聖職者で、教師は尊敬の眼差しで周囲から見られていました。
今の時代、教師や親御さんから、いい成績を上げることや勝つことばかりが叫ばれていては(オリンピックでのマスコミの扇動は、スゴイですね・・・)、当の子どもたちも、たまったものではありません。
皆が皆、頂上に達成することは出来ない訳で、達成出来なかった時こそ、どんな人間的な教育がなされるかが、成長期になる子ども達にとっては、生きる上で最も大切なことだと思うのですが(←世の中、思った通りに行かないことの方が多い訳ですから・・・)・・・。
今の時代は、昔と違って、「優しさ(他人への思いやり)」を求めます。やはり、「体罰」は決してあってはいけないことだと思います。その体罰が義務教育でなされたり、子どもを自殺に近い所まで追い詰めた場合には、関係者は、深く反省して、そんなことがもう起きない様に、根本から見直す必要があるかと思います。
直接体に触れなくても、皆の前で大きな恥をかかせたり、全人格を否定する様な言動は、教育者たるもの、決して、あってはならないことだと思います。
教育改革が以前から言われていますが、具体的な内容、まだ、なかなか出てきませんが・・・大きくメスを振るって欲しいと思って…
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