退職後の雑感(429)
「退職後の雑感、漢方薬」
医師になって実際に診療してみると・・・→診断名を付けるにしても、処方をするにしても、はっきりしないことが多くて、困ります。薄暗い中で、よく見えない状態で、常に仕事をしている感じにもなりますが・・・?!それに、いい治療法がなくて・・・!
実例で具体的に説明しますと・・・→
〇月30日に、1歳2カ月の女児が発熱が主訴で、当院小児科外来に(里帰りで、初診で)来院しました。
26日に40度、27日に39度、28日に39度、29日に39度近く、そして、30日も、39度近くの熱があって来院しました。その間、他の医院で、(セフェム系の強い)抗生剤を処方してもらい、高熱に解熱剤もしばしば使用していましたが、あまり効果ない感じで、両親が不安になって来院していました。
幸いなことに、熱の割に、顔つきが元気でした・・・(←子どもの見方は、機嫌・顔つき・食欲・睡眠が基本と思っていますが・・・?!)。
「熱が4日目になると、何による熱かはっきりする必要があるので、検査の必要があります・・・」と説明した後に、いつものように、血液と尿の検査をしました。
尿は正常でした(尿路感染症は否定されました)。血液の白血球数が13.110と多く、CRPが4.82もあり、血沈も1時間が48mmと促進していました。
ここで、どう考えるかですが・・・→初め、高熱の割に顔つきがいいので、突発性発疹症みたいな感じに思っていたのですが(←教科書的には、3日間の高熱が続いて、まあまあ元気…
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