退職後の雑感(548)

  「退職後の雑感、今の医学部」  医師になるには、医学部に入学しないといけません。入学した後に、順調に進級して行って卒業しても、厚労省が定めた医師国家試験に合格しなければ、いけません。これには、何%取ればいいのか、はっきりしていません。  (団塊世代の)私が二浪して何とか入学出来た昭和45年の医師国家試験の全国平均の合格率は、97.9%で、それも、落ちても、秋にも、医師国家試験がありました。  それが、年が進むに従って、どんどん難しくなって(マスコミは、受験生の質が落ちたのでは、と言いますが、それは、間違いです。問題が、明らかに、難しくなったのです。その理由は、恐らく、当時、アチコチで起きていた学園紛争を沈める為にでは?!)  もちろん、私の時と違って、今の医学生の方が、覚えないといけない内容が、多くなっています。それに、免疫学など、かなり、内容も変わって行き、付いて行くのも大変なことだと思われます。  私が受けた昭和51年の春の医師国家試験の全国の合格率の全国平均は、何と、80.4%でした。(今は、医学部のある大学は、82校ですが、当時は、50校でしかありませんでしたが・・・合格率が7割を切ると、国からの補助金がカットされるので、私立にとっては、合格率は、死活問題?!)  今は、毎年、医師国家試験の大学別の詳細が、厚労省から公表されます。その合格率は、(前もって試験前に決められているのでは?!)最近は、9割前後とほぼ一定で、しばしば、難問や奇問が問題になります。医師国家試験だけ…

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2023年09月
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