高校で、韓国語か中国語をちょっとだけでも選択していたら、又、大学で第2外国語としてフランス語を選択していれば、21世紀を生き抜く上で、非常に有益だと思うのですが・・・?!フランス語を勉強すれば、イタリア語も、スペイン語も、それにポルトガル語も、易しく思えます。
スペイン人とイタリア人が出会って、スペイン人がスペイン語だけを、イタリア人がイタリア語だけを話しても、よく通じるそうです。その点、中国語は、国が広いだけに大変です。香港では、標準語の北京語を話せる人は、1割しかいないそうで、同じ中国人なのに、上海語や広東語だけでなく、北京語も覚えないといけないとなると大変ですね。
香港では、中国に返還したのに、北京語を覚えることに一生懸命になっています。香港だけでなく、中国人同志が話してもよく通じないことがあるそうです。その点、広大なロシアでは、ロシア語は重宝です。国が広いのに、どこに行ってもよく通じます(方言を入れても、5つ位しかない?)。
アメリカ人に言わせると、「正しい米語なんか、ない」と、言います。つまり、通じればいいって感じになっている様です。スペイン人なりの英語、アラビア人なりの英語、インド人なりの英語、皆、それなりにあり、米語と同じにすることを決して求めていません。
その点、日本人はあくまでも教科書的に英語を話そうと一生懸命です。英語を大学入試の必須科目からはずそうとの動きが以前にありましたが・・・取り敢えず、アクセントの問題の解答が一つしかないと言う考え方、止めて欲しいですネ。
インドネシア語では、「こんにちは」が、「スラマッ・パギ」「スラマッ・シアン」「スラマッ・ソレ」「スラマッ・マラム」と、4種類に分かれています。つまり、それを使用する人の食事や宗教などに影響されて、それなりの言い方になっていることが理解出来ます。インドネシア語の数字の5は、リマ(lima)と言いますが、タガログ語(フィリピン語)でも、同じスペル、同じ言い方になっています。
東アフリカのケニアやタンザニアで使用されるスワヒリ語では、挨拶の言葉が、人間生活をして行く上で、極めて大切なこととされています。
「ジャンボ」だけでも、日本人の場合は、いいのですが、もっと詳しく言えば、丁寧な感じで、一人の相手に対しては、「フ・ジャンボ」、複数の相手に対しては、「ハム・ジャンボ」と言います。すると、「フ・ジャンボ」に対しては、「シ・ジャンボ」、「ハム・ジャンボ」に対しては、「ハツ・ジャンボ」の返事が返って来ます。
年輩の尊敬すべき人には、一人に対しては、「シカモ-」、複数の相手に対しては、「シカモ-ニ」と言うべきです。すると、笑顔で、「マラハバ-(教科書には、マラハ-バと書いていますが、現地に行った人の話だと、マラハ-バでなく、マラハバ-と言っている様に聞こえるとのことです)」なる返事が返って来るはずです。
英語を第1の母国語とする人は、4億人足らず。しかし、第1の母国語ではないが、それを使用している人口、20億人以上いると言われています。次に多いのは、中国語、ヒンディ-語、ロシア語、いやいや違います。フランス語に関しては、母国語として話す人は、1億人、そうでなく話す人を入れても、3億人程しかいません。スペイン語は、意外
に多いですね。
イスラム教徒の教典は、コーランです。訳本にすると、意味が違ってくるとの理由で、敬虔なるイスラム教徒は、アラビア語をしっかりと勉強しています。
イスラム教徒は、世界に、12億いると言われています。つまり、5~6人に1人いる計算になります。しかも増加傾向にあります。イスラム教徒の人口が一番多い国は、インドネシア共和国です。インドネシアの人口、2億人の内の約9割近くの人がイスラム教徒です。
イスラム教徒の人は、毎年、1カ月間、日の出から日没まで、断食をします。水も飲みません。子どもや妊婦や病気の人以外は、全て平等に、性別も職歴も地位もお金のあるなしに全く関係なく厳格に断食をしています。
アラビア語で、絶対に知っておくべき言葉は、「アッサラーム・アライクム」でしょう。「こんにちは」の意味です。アラビア語に関しては、アラビア語を使用する範囲が広い為、イラク弁とか、シリア弁とか、エジプト弁とか、モロッコ弁とか、いろいろあって、それも、少しずつ、違っていますが、アラビア語の勉強は、まず、コ-ランに書かれているアラビア語(フスハ-)から、始められるべきでしょう。
「アッサラ-ム・アライクム」と言えば、「ワッ・アライクムッサラ-ム」と、返事が返ってきます。アラビア語では、「ありがとう」は、「シュクラン」、さようならは、「マアッサラ-マ」と言います。
アラビア語の文字には、大文字小文字の区別は、ありません。アラブ世界では、男性は、声の小さい人は尊敬されないので、力強く明瞭に発音しましょう。
日本人が、何も言わずに、日本人独特の微笑を投げかけても、アラブ世界の人は、馬鹿にされたと思っていい感じを持たないはずです。相手の奥さんの安否でも尋ねようなら、大変なことになります。又、日本流に、一生懸命に夜遅くまで仕事ばかりしている日本人を、アラブ世界の人は、美徳とは全く考えてなく、むしろ軽蔑のまなざしで見られるかも知れませんね。
日本人程、せかせか時間通りに動く民族は、世界の人から見れば異常かも知れませんね。アフリカやアラブ世界では、決められた時間は、なきに等しい感じで動いている感じです。ゆっくりして、幸せを感じる時間を充分に持つ様になっている感じで、決して焦ることなく、ゆっくりと物事が進んでいます。
余談ですが、イラクの国旗、アラビア語で、何と書かれていると思いますか?。「アッラ-・アクバル」、つまり、「アッラ-は、偉大だ」と書かれています。又、サウジアラビアの国旗もアフガニスタンの国旗も、アラビア語で書かれています。
アラビア語では、単数2人称男性を、「アンタ」(貴男の意味)と言います。単数2人称女性は、「アンティ」(貴女の意味)と言います。「アンタ」と「あんた」、唯一、日本語と同じで、面白いですね。
ケニアのルオ-族では、男の人の呼びかけは、「オメ-ラ」と言います。
アラビア語、ペルシャ語、ヘブライ語、ウルデゥ-語は、右から書きます。縦に書くのは、モンゴル語です。日本語には、縦書きも横書きもあります。
「ありがとう」は、極めて大切な言葉です。ヘブライ語では、「トダ・ラバ」、ギリシャ語では、「エフハリスト」(フは、下唇を噛む)と、言います。
フランス語では、「メルシ-」、ドイツ語では、「ダンケ」、オランダ語では、「ダンク・ユ・ヴェル」、デンマ-ク語でもスウェ-デン語でも、「タック」と、言います。
イタリア語では、「グラッチェ」、ポルトガル語では、男性は、「オブリガ-ドゥ」、女性は、「オブリガ-ダ」と言います。
ブラジル語(ポルトガル語)では、Obrigadoと書いて、オブリガ-ドゥと、最後のoを、オでなくウと、発音します。又、「こんにちは」の意味の、Boa tardeを、ボア・タルジと、最後のeを、エでなくイと、発音します。ブラジルは、正確には、ブラジウと、発音します。
ハンガリ-では、人の名前を言う時に、日本語と同じく、姓・名の順で言います。ハンガリ-語では、「ケセネム(現地に行った人の話では、クッソナムに聞こえたとのこと)」、トルコ語では、「テシェキュル・エデリム(現地に行った人の話では、テジャック・エダリムに聞こえたとのこと)」と、言います。
ヒンディ-語では、「ダニヤヴァアド」、北京語では、「シエシエ」、広東語では、「トォチェ」(こんにちは、ネイホウ)と、言います。
モンゴル語では、「バイルラ-」、カンボジア語では、「オ-クン」、ミャンマ-語では、「チェ-ズ-・ティン・バ-デ-」、タガログ語(フィリピン語)では、「マラミン・サラマ・(ポ)」(ポが最後に付くと、丁寧な言い方になる)と、言います。
タイ語では、「コ-ブクン(後に、男性だとクラブ、女性だとカを付ける)」、スワヒリ語では、「アサンテ(相手が複数の時は、アサンテニ)」と、言います。(ア・ヴォ-ツル・サンテと言えば、フランス語では、乾杯の意味になります)
ベトナム語では、「シン・カム・*」(シンが初めに付くと、丁寧な言い方になる)と、言います。
ベトナム語は、クオック・グ-と言われるロ-マ字を使用しています。挨拶言葉の「シン・チャオ・*」、「ありがとう」の意味の「シン・カム・*」の、*には、相手によって、いろんな言葉が入ります。つまり、自分より年上の男性には、「オン」、自分より年上の女性には、「バ-」、自分同年輩の男性には、「アイン」、自分と同年輩の女性には、「チ」、自分より年下には、男女の差なく、「エム」を付けます。
*アラビア語だと、母音に、アイウの3種類しかないので、マサヒディとなります。
*masahideと書くと、フランス語だと、ハ行の発音がないので、マザイデゥと発音されます。
以上の内容に、間違いがあれば、積極的に教えて下さい。素人の勉強内容で、間違いも多いと、思います。宜しく、お願い致します。
(令和4年5月11日、少し修正して、再掲)
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